やっぱり緊張していたのか昨夜はほとんど眠れなかった.
本番.
午前は性格検査と総合記述試験.
性格検査はマーク量が多くて, 時間を多少オーバーしてしまった. 一時間で 300 箇所以上のマークは私には厳しかった.
続いての総合記述試験は 2 時間で 2 題の中から 1 つを選択し,
考えを書く形式で, お題は大雑把にいうと,
科学技術政策と民主主義の溝を埋めるための方策について
というものと,
国家公務員の在り方に関する展望
だった. 私は迷わず前者を選んだ.
字数も原稿用紙をほぼ使いきり,
努めて平易な言葉で書くようにしたので,
論理の不整合・過不足がなければ問題がないだろう.
午後試験はいよいよ本番の専門試験.
3 時間で異なる分野から 2 題 (製図をする問題ならその 1 題のみ) を選択して解く.
電磁気学を見ると, 「マクスウェル方程式」, ベクトル演算記号 (div, rot) の文字が見えたのであきらめる.
情報工学 (ソフトウェア) の問題は, いわゆる倉庫番の問題と, グラフ理論 (最小コスト経路選択問題) だった. まずは前者を解く.
一度原始的な倉庫番ソルバーを作ってみたことがあったので, これは大丈夫だろう.
もう一問を選択するに当たって, 制御工学と情報工学 (ハードウェア) を見てみたが, どちらも解けそうになかった.
困った挙げ句, まだ簡単そうだったハードウェアの問題 (キャッシュメモリに関するもの) を解いたが, さっぱりだった. あとで思い返すと, まず間違いなく 0 点だった.
というわけで, よっぽど面接でうまく立ち回らないと (もしかしたら既に確定で) 落ちることになった.
とはいえ, こんなに気分が滅入っているときに対策をしてもまともな面接カードは書けない ので, 今日と明日は面接対策をしないことにした.
帰りに専門試験の他の分野の問題を見ていると... あれっ, 通信工学の問題に情報工学 (ソフトウェア) の過去問が半分以上含まれている! さらに, 研究室でさんざん勉強したサンプリング定理の問題まである! 2ちゃんねるの公務員受験板では通信工学に逃げたという人が結構いるし. うわー. 通信工学を選べばよかった...
国家公務員Ⅰ種二次試験の人物試験パートの日だった.
14 時 30 分に集合ということだったので, 20 分早く会場に到着する.
私の面接は 16 時 20 分頃に始まった.
結論からいうと, 極普通の受け答えに終始してしまい 私にとっては本当はこれでも上出来な方なのだが), 専門試験のミスを取り返せるほどのものには至らなかったと思われる.
...Ⅱ種試験に備えます.
絶対に落ちたと思い込んでいた, 国家公務員Ⅰ種二次試験 (論述, 人物試験) の結果が発表された. なぜか合格.
官庁訪問期間中の宿泊先をまったく決めていなかったので, 慌ててユースホステルの予約を取る. 往路の交通機関は寝台特急に決定. 慌てて官庁訪問の面接対策をする.