私は Unix の環境と Windows の環境を行ったり来たりしていました (研究室では Unix, 自宅では Windows を利用しています.). Unix では安定したシステム. Windows では手軽さを考慮しています.
それぞれの OS に得手不得手がありますが, マルチスレード処理は Unix の方に, マルチメディア関連は Windows の方に分があるようです. Unix ではストリーミングの再生はまだまだですし (RealNetworks で動きがあるようですが), Windows でマルチスレードなんてやった日には, システムがあっという間に不安定になります.
さて, 先ほど Windows はマルチメディア関連が充実しているといいましたが, Unix ではよくできている TeX は, Windows ネイティブな環境ではあまりよく動いていないようです. ですが, Unix クローンの Cygwin を使えば, TeX の環境を整える事ができます.
ついでに, 関連するアプリケーションを整えて, 自宅では, 擬似 Unix を整えて Windows だけで用事を済まそうというのが 今の私の考えです.
以下に, TeX 環境を整えるまでの道のりをメモ書きしておきます.
COMPAQ Presario 3582 にメモリを 128MB 足したもの. ハードディスクのパーティションは, 4GB, 4GB, 4GB, 残りという順に分割した. 全て物理パーティションです.
項目 | 名称 | 値 |
---|---|---|
CPU | Intel® Celeron™ | 600MHz |
メモリ | 256MB | |
HDD | 20GB | |
外部記録メディア | FD | GENERIC NEC FLOPPY DISK |
CD-ROM | COMPAQ DVD-ROM SD-612B(注 1) | |
OS | Windows ME | 4.90.3000 |
最初にネットインストーラーを用いて Cygwin をセットアップ (Cygwin の項を参照). その後, 自前で (日本語表示の都合等) で必要なものを各自でインストールします. 以下のリストにあるものは, make と gettext を除いてネットインストーラーで インストールをしないでおきます (特に, teTeX や emacs を ネットインストーラーで入れてしまうと大変な事になるので要注意です). 以下のリストに無いものと make はネットインストーラーでインストールします.
最低限必要なものは, Cygwin の項で述べます.