GNU ghostscript 7.07
アプリケーションの説明
Postscript という言語を取り扱うアプリケーションです.
関連サイト
インストール方法
- FTP Ring Server (Tenbin)から,
以下のファイルをダウンロードする.
更に, the GNU Yellow Vector Editor
から, 以下のファイルをダウンロードする.
本当は, 東風 CID フォントを利用したいところだが,
東風明朝フォントの基となった
渡邊フォントが
商用フォントの盗用であった事が判明したため,
残念ながら利用できません.
代わりに kochi-alternative (kochi-substitute) TrueType フォントを利用します.
SourceForge.jp の
efont プロジェクトから kochi-substitute-YYYYMMDD.tar.bz2
の最新版 (執筆時点では kochi-substitute-20030809.tar.bz2)
をダウンロードします.
また, この代替フォントを使うためのパッチをダウンロードします.
これらは, Akira TAGOH によるパッチで,
2003 年 7 月 31 日付けの日記からたどれます.
tar
コマンドで ghostscript-7.07.tar.gz を展開する.
- できたディレクトリ ghostscript-7.07 に移動する.
- jpegsrc.v6b.tar.gz を展開する.
- できたディレクトリ jpeg-6b のディレクトリ名を
jpeg に変更する.
./configure --without-x && make && make install
を実行する (注 1).
- /usr/local/share/ghostscript ディレクトリに移動し,
ghostscript-fonts-std-8.11.tar.gz,
gnu-gs-fonts-other-6.0.tar.gz をこの順番に展開する.
mkdir
コマンドを用いて
Resource ディレクトリを作成する.
- /usr/local/share/ghostscript/Resource に移動し,
adobe-cmaps-200204.tar.gz と acro5-cmaps-2001.tar.gz を,
この順番に展開する.
- /usr/local/share/ghostscript/7.07/lib/gs_res.ps
を書き換えます.
私が作成した
パッチを
当てればよいです (
cd /usr/local/share/ghostscript;
gzip -cd ghostscript-7.07-gs_res.ps.patch.gz | patch -p1
).
このパッチは,
/FontResourceDir と /GenericResourceDir の定義を
書き換えています. 具体的には, /usr/local/share/ghostscript
と, プレフィックスをつけています.
- Akira TAGOH で提供されている,
ghostscript-7.07-bigposttable.patch,
ghostscript-7.07-gsublookuptable.patch,
ghostscript-7.07-coverage-glyphcount.patch,
の 3 つのパッチをこの順番に当てます
(
cd /usr/local/share/ghostscript/7.07/lib;
for i in
ghostscript-7.07-{bigposttable,gsublookuptable,coverage-glyphcount}.patch;
do patch -p2 < $i; done
).
- kochi-substitute-YYYYMMDD.tar.bz2 を展開して
(
tar jxfp kochi-substitute-YYYYMMDD.tar.bz2
)
作られた
フォントファイル,
kochi-mincho-subst.ttf と kochi-gothic-subst.ttf を
/usr/local/share/ghostscript/fonts ディレクトリにコピーする.
- /usr/local/share/ghostscript/7.07/lib/CIDFnmap
にフォントの設定を書き加えます.
私が作成したパッチを
当ててください.
インストール後の設定
特になし. TeX のインストールが終了したら,
dvips
を実行して, 効果のほどを確かめましょう.
- (注 1)
残念ながら, X Windows 関連のパッケージは,
コンパイルが上手くいかないので断念する.